総合呼吸抵抗測定とは


喘息やCOPD の診断、薬の効果の判定に有用です。また風邪などで長期に続く 方の中には、気管支喘息や咳喘息の方も多く、これらの病気の診断にも有用です。
結果は3D カラーグラフィックにて表示され、大変分かりやすくなっています。
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周波数依存性

●健常者では、呼吸抵抗測定の際に用いるオシレーション波(単一正弦波)の周波数を変えても、呼吸抵抗値はあまり変化しません。ところが慢性閉塞性疾患患者で測定した場合には、呼吸抵抗が高くなっていく現象がみられます。これをMostGraphでは複数の周波数成分からなるパルス波、雑音波を用いてリアルタイムでこの周波数依存性を測定しています。周波数依存性の原因となるメカニズムには、肺の粘弾の変化や器械特性の不均等などの要素が知られています。COPDでは、呼吸細気管支を中心とする末梢気道の抵抗上昇や易虚脱性、それらによる不均等分布が周波数依存を起こしています。

●また喘息や肺線維症などの他の呼吸器疾患でも見ることができ、COPDと同様に周波数依存性を評価できますが、さらにMostGraphで判明する呼吸の周期依存のファクターと合わせることによって、新しい視点による呼吸器病態の診断の可能性を有してます。

呼吸周期依存性

●図Aは本装置で計測されるCOPD患者の抵抗の時間経過の一例であり、図B平均的な呼吸1周期分の経過を示したものです。吸気と呼気で周期的に変化する状態(ここでは「呼吸周期依存」と呼びます)の3D画像による可視化であり、本装置がもつ大きな能力の一つです。

測定方法は、従来の肺機能検査のように、強制的に大きく吸ったり吐いたり、強く吐いたりする必要がなく、マウスをくわえた状態で通常の呼吸を行うだけ呼吸抵抗測定3D カラーグラフィック表示を実現で検査します。また、計測時間も1回数十秒程度なので、子供さんや高齢者の方には負担の少ない検査です。

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